日本軍と米軍の戦い。1941年12月8日の日本軍によるハワイ真珠湾のアメリカ海軍母港の奇襲で幕を開ける。
開戦当初は連戦連勝で、どんどん南方(東南アジア方面・インド方面)を占領していった日本軍であったが、前線への物資輸送が困難となり、1942年5月のMO作戦(ポートモレスビー攻略作戦)の失敗や、6月5日のミッドウェー海戦での大敗北による空母4隻の失艦が痛手となり、その後は戦局は悪化。1943年2月から南太平洋の最前線・ガダルカナル島から撤退を開始した。撤退作戦中も南太平洋のソロモン海近辺では、激戦が続けられたが、これ以降は戦線を縮小し続け、1945年2月には硫黄島を奪われ、3月、首都・東京ほか、名古屋、大坂、神戸と大都市空襲が相次ぐ。
さらに5月には同盟国・ドイツが無条件降伏。6月には沖縄を占領される。8月に入っても戦争を止めようとはせず、「一億総特攻」の気構えであったが、8月6日は広島、9日は長崎へ原子爆弾が投下され、未曾有の威力とその被害を思い知った日本軍は、ポツダム宣言を受諾。ついに8月15日、連合国軍に無条件降伏をするに至った。
第二次世界大戦と連動して戦われていた戦いであるが、日米の戦争は一般的には太平洋戦争と呼ばれる。 |